2012年8月2日木曜日

AWSでGlusterFSをかじってみた。


先日、Linux女子部主催の勉強会に参加し、GlusterFSの手ほどきを受けてきました。

新定番!10年効く注目の技術 「分散ストレージ技術 GlusterFS
〜AWSクラウドではじめてみよう〜 

内容
  「10年効く分散ストレージ技術・GlusterFS&Red Hat Storage
講師:レッドハット株式会社 中井 悦司 氏 @enakai00
AWSクラウドではじめるGlusterFS
講師:株式会社アマゾンデータサービスジャパン 片山 暁雄 氏 @c9katayama

GlusterFSというのは、手持ちの様々なLinuxサーバの空き領域を活用する事ができるファイルベースでの分散ファイルシステムで、メリットとしてはサーバを追加して簡単にスケールアウトできることと、ファイル単位での分散FSのため、多数のユーザが(それほどサイズは大きくはないが)大量のファイルをドカーっと上げるような時に、通常、極所的に集中してしまいがちなネットワークやサーバの負荷を比較的容易に分散できるといった辺りのようです。勉強会の後半では、実際にAWSを使って複数の海外リージョンを跨いで組むようなデモも見せてくれました。遠隔地への非同期レプリケーションも可能なので、バックアップやディザスタリカバリ用途にも向いてます。

技術的な概要とインストール手順の把握は、上のスライド2つと中井氏が急ごしらえで作られたという技術情報サイトを見れば、ほとんど躓くことなくセットアップする事ができると思います。自分の場合はGlusterFS云々以前にAWSをろくに使ったことが無いというレベルだったので、まず1台の素の環境を作るまでに10回ほどインスタンスを作り直しました…。必要最低限のAWSの使い方(EBSを付けたLinuxインスタンスの作成)が分かってからは躊躇せず出来たので、講師のお二方に感謝しつつ、今後、応用技を試していきたいと思います。(今の業務的には大量データの負荷分散というよりは、バックアップやDR方面での活用の方が現実的かなー; そんなにデータ無いし...)

GlusterFS関連リンク
GlusterFS技術情報
・勉強会資料1「10年効く分散ストレージ技術・GlusterFS&Red Hat Storage
・勉強会資料2「AWSクラウドではじめるGlusterFS